ベジタリアンにはいろいろな種類があり、乳製品OKな人もベジタリアンと呼ばれます。
ベジタリアンは、人によってOKな食材が違う
「ベジタリアン」と言ってもいろいろな人がいて、ベジタリアンになる理由や考え方、志向、食べられる食材はぞれぞれ。
肉類以外はすべてOKなベジタリアンもいれば、たまごだけOKなベジタリアン、乳製品だけOKなベジタリアンもいます。
この記事では「乳製品OK!」なベジタリアンについて解説します。
ラクト ベジタリアン(乳菜食)
乳製品を食べるベジタリアンを「ラクト ベジタリアン」(Lacto vegetarian)と呼びます。
日本語にすると、「乳菜食」です。
「ラクト ベジタリアン」の方は、肉類・魚介類・たまごを食べませんが、植物性中心の食生活で乳製品も食べます。
ヴィーガン&ベジタリアンのお店をしていた頃、外国のお客様では、ラクトベジタリアンの割合がヴィーガンよりも多かったです。
肉 | 魚介類 | たまご | 乳製品 | ハチミツ |
× | × | × | ◯ | ◯ |
ラクト ベジタリアンが食べられる食材・料理・デザート
「ラクト ベジタリアン」の方は、肉類・魚介類・たまごを使った料理はNGです。
肉類: 豚・牛・鶏・羊・鹿・馬・ウサギなど
魚介類: 赤身・白身・貝類・甲殻類・タコなど
たまご:鶏卵
肉や魚介は、出汁(だし)に使っている場合もNGなので、気をつけてあげてください。
特に日本で食事をする場合、かつおだしが入っているケースが多いです。
この3つを除けば、牛乳・チーズ・バターなど(乳製品)を使った料理はOK。
乳製品: 牛乳・チーズ・バター・ヨーグルトなど
野菜: じゃがいも・レタス・トマト・かぼちゃ・玉ねぎ・ハーブ類など
穀物: 米、小麦粉など
ナッツ類: 大豆・くるみ・アーモンド・カシューナッツ・ピーナッツ・栗など
果物: りんご・バナナ・オレンジ・ぶどう・アボカド・ココナッツなど
デザートやドリンクに関しては、乳製品がOKなので、チーズやバター、ヨーグルトが食べられます。
ドリンクは、カフェラテなど比較的自由に選べる印象です。
デザート: たまごなしが必須のため手づくり中心になりがちだが、焼き菓子・シャーベット・チーズケーキ・タルト・チョコレート・ホイップクリームなど
ドリンク: スムージー・ジュース・カフェラテ・カプチーノ・ロイヤルミルクティーなど
注意:上白糖は、白くする工程で濾過材に「牛骨炭」を使用するケースがあるため、てんさい糖などに限る方もいます
デザートやお菓子でも、動物由来のゼラチンを使ったものはNGです。
他にもNG食材があるかもしれないので、本人への事前確認は念のため忘れずに。
もし「私ベジタリアンなんです」という人に出会った時(外国の方には多いですよね)、
その人が何がOKで何がNGなのか
を正しく理解するためにも、この記事がお役に立てたら幸いです。。
相手の食文化・志向などを尊重してあげたいですよね。
ぜひ参考にしてください!
その他のベジタリアンについて、こちらでも解説してます
-
ベジタリアンの種類はこんなにたくさん!10種類以上を解説
ベジタリアンって、たまごや牛乳も食べるの?
ベジタリアンとヴィーガンって違うの?
そんな疑問に、ベジタリアン&ヴィーガン専門店を10年以上営んできたsimmeが解説します。